「共生」とは、人間同士の関係に限らず、ヒトと微生物の関係でもとても重要です。
ヒトの命は、微生物との共生で成り立っており、生命の源はひとつなのです。
地球の誕生から現在までを1日24時間の長さに置き換えてみると、以下のようになります。
地球誕生
生命誕生
バクテリア(細菌)出現
植物出現
魚類出現
爬虫類出現
恐竜出現
哺乳類出現
人類誕生
このように私たちの直接の祖先である哺乳類が出現したのは、既に23時を回っており、人類が出現したのは、1日が終わるわずか2分ほど前になるのです。
人類とバクテリア(細菌)が出現した時間的な経緯を見ると、大きな差がありますが、生物の系統樹として見ると、全ての生物の祖先はバクテリアであり、人類も細菌も同じ祖先から始まっているのです。
そして、人類と微生物(細菌)は人類誕生以来、共生関係にあるのです。
具体的に言うと、私たちは自分の細胞の中と外に棲み付いている微生物と共生していて、その微生物が私たちの生命を支え、健康を保つために大きく関っているのです。
細胞内 | ミトコンドリア(生体エネルギーを出している) |
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細胞外 | 腸内細胞(ヒトが健康に生きるための全てに関わっている) |
皮膚常在菌(皮膚を守り、健康な状態に保っている) |